男性育休の「取得率」だけではなく「質」の向上へ 。「パパの育休の過ごし方を考える」冊子を賛同自治体で10万部を配布 〜KDDI×CAMPFIRE×ママリの連携企画第1弾としてクラウドファンディング開始〜

 ママ向けNo.1アプリ*1「ママリ」を提供しているコネヒト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 北吉 竜也、以下「コネヒト」)は、本日2019年11月21日(木)より、「パパの育休の過ごし方を考える」冊子を制作・配布するため、クラウドファンディングを開始します。

 「男性の育休取得」の推進機運が高まる中、「育休の量=育休取得率・取得期間」に加え、「育休の質=育休中の過ごし方」にも課題があると考え、「パパの育休の過ごし方を考える」ための冊子を制作し、取り組みにご賛同いただいた自治体の窓口で、年間出生数の10%にあたる10万部の配布を目指します。そしてこの冊子を通して、パパの育休が家族にとって効果的に活用される社会が実現できればと考えています。

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■KDDI×CAMPFIRE×ママリの取り組みについて
 コネヒトは、パパの育休冊子プロジェクトの制作資金を調達するために、社会問題と向き合い、課題解決に取り組んでいる人に特化したクラウドファンディングプラットフォーム「GoodMorning」にてクラウドファンディングを開始します。KDDI株式会社、株式会社GoodMorning(株式会社CAMPFIRE100%出資)と連携し「子育て」領域の社会課題に取り組む第1弾となり、今後とも「子育て」領域の課題を解決すべく、3社連携し取り組みを進めてまいります。

 本プロジェクトが達成した場合、育休を効果的に活用できるようパパの育休・夫婦の育児について夫婦が向き合うきっかけを提供する冊子を制作し、取り組みにご賛同いただいた自治体の窓口で、年間出生数の10%にあたる10万部を配布します。

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「パパの育休の過ごし方を考える」冊子のイメージ

■「パパの育休の過ごし方を考える」冊子を制作に至った想い
 「ママリ」を運営するコネヒトでは、「2018年に出産をしたママの3人に1人*2が利用」するプレママ、ママ向けQ&Aアプリ「ママリ」内に日々集まる投稿内容等を基に、「変えよう、ママリと」という社会発信活動に取り組んでいます。そして、その活動はママの最も身近なパートナーであるパパの変革を重要テーマと捉えています。
 昨今、「男性の育休取得」の推進機運が高まっていますが、「ママリ」内に日々集まる投稿の中には、夫の育休取得に対する否定的な声も多く見られます。

〈ママリユーザーの声〉

  • 育休前は「休みに入ったらがんばる!」と言ってたわりに毎日お昼近くまで寝て、ときにはお昼寝もして、夜眠くないからってまたテレビ見て夜更かししたり、子供が泣いててもスマホやテレビの画面見ながら声掛けてるだけだったり… 。育休中でおうちに旦那はいるのに、なんだか私がひとりでバタバタしていてそれが嫌。
  • まもなく旦那が育休に入るので、育児負担が減るのは期待してるのですが、家事負担が増えてしまう気がしてしまい不安。結局身体的にきついのに変わりないのではないだろうか。

 「育休の過ごし方」について、コネヒトが公益財団法人 日本財団と共同で行った調査では、「育休の過ごし方」が夫婦の家事・育児役割分担納得度等につながるという結果が出ています。

育休中の夫の3人に1人が1日の家事・育児時間が2時間以下
 「育休中の夫(パートナー)の家事および育児時間は1日合計どの程度でしたか?」の質問に対して、2時間以下と回答した方が32.3%となり、育休中の夫(パートナー)の約3人に1人が家事・育児に一日あたり2時間以下しか費やしていないという結果となりました。

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「育休中の夫の家事・育児時間が2時間以下」だと「育休取得せず」よりも役割分担納得度が低い
 「ご自身と夫(パートナー)で家事や育児の役割分担は、双方納得できるカタチでできていると思いますか?」の質問に対して、「とても納得できている」または「まあまあ納得できている」と回答した方の割合が、「育休中の夫の家事・育児時間が1日あたり5時間超」だと93.2%、「育休中の夫の家事・育児時間が1日あたり2時間以下」だと48.8%、「育休取得せず」だと58.0%と、「育休中の夫の家事・育児時間が1日あたり2時間以下」が最も家事・育児の役割分担納得度が低い結果となりました。
 調査コメントからもこの結果は、育休中に家事や育児と向き合わなかったことで「子供を一緒に育てている」という実感が得られなかったり、家事や育児を「すべてやってみる」姿勢がなかったことでスキルが身につかなかったりすることで、「主体性のある育児参加」にいたらず、「サブ的な立ち位置(指示待ち)」状態でいつづけている夫が多いことを意味すると考えられます。

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 そこでコネヒトは、「パパが育休を取得する」ことではなく、「パパの育休を家族のために利用する」ことが重要だと捉え、育休に対する向き合い方を夫婦で考えるきっかけ作りとしてを今回の冊子制作にいたりました。この冊子を通して、パパの育休が家族にとって効果的に活用される社会が実現できればと考えています。

クラウドファンディングページはこちら https://camp-fire.jp/projects/211558/

■コネヒトと公益財団法人 日本財団が実施した共同調査について
 本調査結果は、11月30日(土)に開催される「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム」セッションA-2「育児ストレスは、もういらない」の中で発表します。また、12月上旬には全データを公開します。今回は、一部抜粋してご紹介しております。

<調査概要>
調査日 :2019年10月15日(火) ~ 2019年10月23日(水)
調査方法 :アプリ「ママリ」のユーザーに対してインターネット調査を実施
調査人数 :3,899名
調査対象 :子供が1人以上いる全国のママ

※本調査の情報をご利用いただく際は、必ず【「変えよう、ママリと」✕日本財団調べ】とご明記ください。
※集計は、小数第2位を四捨五入しており、数値の合計が100%にならない場合がございます。

【「変えよう、ママリと」について】
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 2018年6月から始まった「ママリ」の社会発信プロジェクト。ママの声を起点に、ママが一歩を踏み出しやすい社会の実現に向けて取り組んでいきます。
 第一弾は「働くこと」をテーマに据えて活動をしてまいります。

概要はこちらからご確認ください。
https://change.mamari.jp

 現在、「変えよう、ママリと」では、ママ起点の変化をともにつくっていただけるパートナーを募集しております。

【ママリについて】
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 「ママリ」はママ向けNo.1アプリ、情報メディアを展開する、国内最大級のママ向けサービスです。
 月間閲覧数約1.5億回、月間投稿数150万件、2018年に出産した女性の3人に1人が会員登録をしています。
 「ママの一歩を支える」というミッションのもと、記事やQ&Aのやりとりを通してママが抱える悩みごとを解消しています。多くのさまざまなママたちの声が集まる場という特徴を活かし、購買判断を支える「ママリ口コミ大賞」や行動したママを受け入れやすい社会をつくる「変えよう、ママリと」プロジェクトを開始。家族の意思決定者であるママを支えてまいります。

<情報メディア>
https://mamari.jp

<Q&Aアプリ>
iOS:http://apple.co/2jjuY9f 
Android:http://bit.ly/2xt1lsz

【コネヒト株式会社について】
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 「人の生活になくてはならないものをつくる」をミッションに、家族のライフイベントにおける意思決定をITの力でサポートする会社です。今後、更に多様なライフイベント領域で、家族の選択の一助となるサービス提供を目指してまいります。
https://connehito.com

事業内容:ママ向けQ&Aアプリ/情報メディア「ママリ」の開発、運営
所在地:東京都港区南麻布 3-20-1 Daiwa麻布テラス5階

*1:妊娠中〜2歳0ヶ⽉の⼦供を持つ⼥性1,084⼈を対象とした調査より「現在使っているアプリ(妊娠・⼦育て系) をすべて教えてください」で第1位(2019年3⽉実施、調査協⼒:インテージ)。

*2:「ママリ」内の出産予定日を設定したユーザー数と、厚生労働省発表「人口動態統計」の出生数から算出。